えらかったね
にゃー・・・にゃー・・・遠くで聞こえるのはパピさんの声かしら・・・zzz
に゛ゃーーーー
はいはい、起きますよ(;’∀’)
早起きしたものの、パピにごはんをあげてから、また寝てしまい結局バタバタしている朝ごはんはフレンチトーストにしました。
フレンチトーストは卵液にパンを漬けている間、他のことができ、あとは焼くだけなので結局簡単なんだよねぇ。
りんごの季節、パンと一緒にりんごも焼いてヨーグルトと一緒にトッピングです~
この市野さんの安南手に限らず、リムがしっかりとあるうつわは、盛付ける部分がはっきり区切ってあるので、盛り付けがまとまって好きー
今日は思いもかけぬ人から思いもかけぬ贈り物が届きました。
「故郷の味 詰め合わせギフト」
岡崎の八丁味噌、えびせんべい、西尾の抹茶、寿がきやのラーメン、かりんとう・・・
送り主は、会社勤め時代のひとつ上の先輩から。
彼女とは、入社してから約2年間を一緒に過ごしました。底抜けに明るく、いつも元気で、声が大きく、正義感の強い女性。
右も左もわからない社会人一年生の私は、いつも彼女の後ろにくっついていたのをよく覚えています。
その後、それぞれ仕事や担当がかわり、少しずつ疎遠になってしまい、彼女は介護と育児を理由に会社を去っていきました。
閉店後、箱を開け、手紙を読んで、すぐに電話をすると
「30年も勤め上げて、本当にえらかったね。それなのに、私ったら退職のお祝いをするのが遅くなっちゃって・・・」と、彼女は電話の向こうで昔と変わらず大きな声で笑っていた。
私は、何もいえず、ただただ、「先輩・・・先輩・・・」と震える声で繰り返し、受話器を握っていた。
「声が聴けてよかったわ。」
そう言って彼女は電話を切りました。
彼女とは、地元を離れてから17年会っていないし、連絡もとっていない。
手紙は「疎遠になっていたけど気持ちの上では身近な存在だったのよ。年月ではなく苦楽を共にした時間でしょうかね」と、締めくくられていました。
彼女の愛がいっぱい詰まった「故郷の味 詰め合わせギフト」
退職の時、まわりは「羨ましい」「がんばって」「元気でね」などの激励をくれたが「労い」をくれた人はいなかった。
「えらかった」は地元の方言で、「よくがんばったね」という意味があります。
「30年も務めて、本当にえらかったね」
閉店後のボクノワタシノは、その彼女からの愛でいっぱいになりました。
よかったにょ
・・・うん