昔はどこの家にもあった竹細工について
現在開催中の「てしごと・ごと3人展」のうちのおひとり
大分の児玉美重さんは、かぐや姫(←店主が勝手にそう呼んでいる)
竹を割り、びこにして、編む
ひと月に数点しか作れない、いっぴん揃い
今回の出品作品の中で、こちらの2作品について。
まずは、
「亀甲くずしの盛皿」
網目が亀の甲羅みたいだからこの名がついてますが、児玉さんは、ここにオリジナリティーを発揮。
網目をずらすことで・・・
よぉく見て
なんということでしょう
6枚の花弁をもつお花が咲いてます!
これに気づいた時、「てしごと」ってこういうことかもと妙に腑に落ちたのですよ。
お皿ですから
おむすび
パン皿にしたり、天ぷらを盛ったり(敷紙使ってね)、クッキーみたいな焼き菓子もいいです、と児玉さん談。
以前の店主なら、間違いなく
「焼き空豆」を盛って、冷酒を用意する、えへへ
もひとつは
「茶碗かご」
そう、世代的に店主より上の方は、「ばあちゃんちで見た」かもしれない
洗った食器を入れる食器かごの元祖ですよ。
底面は、粗い亀甲編みながら、強度を確保する見目麗しい補強も入っている。
本来、働く籠だが、夏の食卓に「涼」を運ぶのに一役買ってもらった。
それは・・・明日のお楽しみ―
安易な発想だが、これもいいぞ
グレープフルーツの籠もり♪
竹製品
お手入れがむずいんじゃなかろーか(-_-;)
とお思いだと思いますが、
ノープロブレム
ふつうに水で洗ってください。
食品の油分などが気になる時は、食器用洗剤のついた柔らかいスポンジで流し洗いでOK。
水分が残っているとカビるので、とにかくサッと洗ったら乾かすにつきます。
(食器洗浄・乾燥機は使用できませんよ、自然乾燥でお願いします)
昔は、どこの家にもあったはずだ。
プラスチックにとって代わったが、ここにきて、自然からの恵みを長く大事に使うのもエコだなぁなどと思う店主です。
では、引き続き、明日から日曜日までの開催です。
「てしごと・ごと展」
どうぞよろしくお願いいたします。