青と黒、花の豆皿
長らく入荷のなかった花の豆皿。
理由は簡単
色がきれいに焼きあがらないから。
陶器は、土を成形して一度焼き(土器の状態です)
その上から釉薬(ガラス質になるもの)をかけて
本焼きをします。
以前、「ただ焼くだけなのになぜそんなに
時間がかかるの?」と言っていた人がいました。
言葉で表現すればその通りなのですが
そこには作家たちの工夫と努力と経験が
大きく関係しています。
この青い色も当初とは違った色です。
ほんの少し釉薬がたくさんついたり、
足りなかっただけで違った色になります。
これならいいね、と言えるものが焼けるまで
何度か失敗をしたため時間がかかりました。
この青は、横浜の海の色。店のある山手まで
港の船の汽笛が聞こえてきます。
この黒は、シックでかわいい大人の色。
店の雰囲気にもしっくりと似合います。
小さなうつわにも、いろいろな想いがつまって
ボクノワタシノに届きました。
[山本 太郎] 豆皿 花型#
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